株式会社串カツ田中ホールディングスの開示充足性について
下記の通り、質問を頂きましたので対象会社に中継しました。
- 中継日時:2025年9月20日
- 回答期限:2025年9月27日
質問内容(原文そのまま)
株式会社串カツ田中ホールディングスは9月16日付取締役会で、ピソラ新株予約権47,450個(取得予定価額696百万円)の全部取得を決議し、そのうち齊藤悟志氏から21,950個(約322百万円)を取得予定であると開示しました。
同じ9月16日、齊藤氏はNasdaq上場会社である株式会社rYojbabaの取締役CFOを辞任し、その経緯として、自身が抱える紛争リスクにより株主・経営陣・従業員との信頼関係の再構築が困難、心身の健康状態の悪化等が9月19日に公表されています。
以上を踏まえると、同社取引における主要な売主(約3.22億円の対価予定者)について、同日辞任と紛争リスクの存在という事実関係を9/16開示に織り込んでいない点は、投資判断に重要な情報として開示が十分ではないと考えます。つきましては、株式会社串カツ田中ホールディングスが9/16時点で当該事実をどのように認識していたのか、そして本取引の実行(12/1予定)に先立ち、当該事実とその影響評価を補足開示するのか否か、について調査すべきと考えます。
貴社におかれましては、株式市場での透明性と投資者保護の観点から、本件が上場規則上の「重要な事実の適時開示義務」に照らして適切であったかどうか、また必要に応じて当該会社に対し追加開示を指導されるお考えがあるかどうかを、明確にご回答くださいますようお願い申し上げます。
また、齊藤氏については、9/16時点で心神耗弱状態を表明しているため、ピソラ社の社外取締役として参加したであろう本決議に伴う、ピソラ社側における取締役会決議については、その有効性そのものについても確認すべきであると考えます。株式会社串カツ田中ホールディングスの代表取締役は齊藤氏と同様に新日本監査法人のご出身であることから、坂本代表取締役が心神耗弱状態であるという事実を把握した上で、本決議にご参加されてたかについても、重要な論点になるかと存じます。
回答状況
未回答
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