株主のミカタとは?
「株主のミカタ」は、株式保有者をはじめとする投資に関心のある皆さまの声を、誰の意見かを問わず、原文のまま企業へ中継し、その到達結果と企業からの反応を記録・可視化する質問中継レジストリ型サービスです。
私たちは、特定の個人や団体の「代理人」や「代弁者」として発言するのではなく、寄せられた問いや意見の趣旨を加工・解釈せずに、原文のまま企業に提示します。これは、発信者の身元が明らかになることを恐れて声を上げられなかった方々にとって、「発信におけるリスクや萎縮効果を最小限に抑えるための、安全な回路」として機能します。
なぜ必要なのか
個人投資家や未上場企業の関係者にとって、企業への質問や意思表示は極めて困難なものです。株主総会における質問には株主資格が求められ、議題に関する制限もあります。また、株主提案権の行使には相当量の持株と継続保有期間が必要です。
一方で、上場・未上場にかかわらず、情報への公平なアクセスと、企業の説明責任に対する社会的期待は年々高まっています。私たちは、「情報を知りたい」「説明を求めたい」という社会的関心を、特定の誰かの名のもとで代理するのではなく、公共的関心事項として可視化することで、そのギャップを埋めていきます。
近年、影響力の大きい報道機関や大手芸能事務所などにおいて、重大な事実が十分に説明されず、結果として社会に長期的な悪影響を及ぼす事例が繰り返されています。こうした「見えにくさ」は、当事者だけでなく、市場、生活者、そして将来世代の判断をも曇らせます。
私たちは、その連鎖を断ち切るために、誰の名義かではなく「何が問われているか」に焦点を当て、あらゆる立場の人の声を公共性に照らして可視化します。声を歪めず、誇張せず、そのまま社会へと開くというシンプルな営みを通じて、説明責任と透明性を粘り強く求め続けます。
私たちがすること
- 提出された質問・意見・関心事項は、その趣旨や文脈を加工せずに掲載・送信します
- 回答を得られた場合は、改変せずにその原文を公開します
- 回答がなかった場合は、未回答である事実を記録・明示します
- 内容に脅迫や過度なプライバシー侵害など、明らかな法令違反が無いかについての形式的なチェックのみ行います
私たちがしないこと
- いかなる個人・法人の法的代理人、法定代理人、または弁護士的職務を一切行いません
- 各種法令制度の確認など
- 寄せられた質問の一切の改変
- 信頼性が担保しづらいテキストベース以外での情報中継
私たちの基本姿勢
私たちは、株主平等の原則、および公共の知る権利の尊重という観点から、すべての人が対等に投資判断を行える社会の実現を目指しています。「誰が聞いたか」ではなく、「何が問われたか」に注目するアプローチにより、情報の偏在や不透明さを低減し、健全な対話が生まれる土壌をつくります。
ご利用の流れ
ご利用の注意
- 投稿内容の真実性・正確性・適法性を保証しません
- 投稿はそのまま掲載・送信されますので内容にはご自身で細心の注意を払って下さい
- 私たちは声を届けるルートとして機能し、意思決定や選別・判断には一切関与しません
- 弁護士法その他法令で規定される「代理行為」は一切行っておりません